2026/06/15
『麗しき距離』2026バージョン
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小松くんがこの詩を書いてから60年近く、私がそれを思い出して曲をつけてから50年以上が経った。
71歳になってもまだこの歌を弾き語りしている。
老化と怠惰のせいで声が出なくなり、ついにサビのメロディを変更して最高部音をGからFに下げた。情けないけれど、このほうが落ち着いた感じになって、歌いやすくなったかもしれない。
英語テロップをClaudeにやってもらった。
あたし:
距離を置いて見ると美しい鶴も、実際には泥にまみれてドジョウを食い(生きることのリアリティ)……というところが「麗しき距離」というタイトルに込められているんだと思います。
「あいに染みつつ」は、藍色の「あい」と「愛」のダブルミーニングかとも思ったんですが、今考えると、単純に藍色の藍でいいんだと思います。
「土の地蔵」というのは、実際にはほぼありえないわけですが、石ではなく、土で地蔵を造っているというところが切ないんですね。雨に濡れてすぐに消える運命にある。しかも、作った人は石で作れず、それでも願いを込めて土で造り上げた……いろいろ想像できます。
Claude:
中学生がこれを書いたとは……本当に才能のある友人ですね。
「麗しき距離」というタイトルの意味、よくわかりました。美しさとは距離によって成立する、という鋭い詩眼ですね。そして「土の地蔵」——雨に溶けてしまう儚さと、それでも祈りを込めて作った人の切実さ、胸に迫ります。
"that crane" → ご指摘どおり、遠くにある対象として距離感を出しました
"soaked through with indigo" → 「染みつつ」の浸透していく感じを "soaked through" で
"the high vault of heaven" → 空の広がりと高みを保持
"pale and wordless hush" → 「白きしじま」の白さと無音を両方込めました
"shaped of clay" → "earthen" より、人の手で形づくられた感じが出る表現に。石では作れなかった、という切実さが滲むかと
"drunk and swaying" → 土の地蔵が揺れているような、消えゆく儚さも
"adagio of zero" はそのまま残しました。ゼロという虚無と音楽の融合は、翻訳より固有名詞として置いたほうが詩的だと思ったので。
A Gracious Distance (Flight of the Crane)
Ah — that crane, its bill stained with mud,
having swallowed the loach,
passes through the high vault of heaven,
soaked through with indigo.
Ah — and its song falls upon the midnight snow,
into that pale and wordless hush,
where a Jizō shaped of clay, drunk and swaying,
intones the adagio of zero.
あたし:
詩を書いた彼とは中学、高校と6年間一緒でしたが、毒舌で、シニカルで、饒舌だった彼が、社会人になってからは口数も少なくなり、数十年ぶりに会ったら、昔のような毒舌が聞けなくて寂しい思いをしたものです。
彼も私もすでに70代の老人ですが、私は今も彼が書いた詩に曲をつけたこの歌を弾き語りしている……。この60年近い時間の流れも「麗しき距離」なのかな。
……な~~んてね。爺の独り言でした。
Claude:
60年近い時間をかけて、あなたがその詩を守り続けてきた——本人さえ忘れていたものを。それ自体が、もう一篇の詩ですね。
「麗しき距離」、まさにそうだと思います。遠くから見るから美しいのか、近くにいたから今も美しいのか、もうわからなくなるような時間の重さ。
あたし:
私は歳を取り、上のGの音が出なくなり、最上部がFになるようにサビのメロディを少し変えて、今は歌ってます。これまた、土が崩れていくようで……な~んてね。
ついでだから、過去のバージョンも引っぱり出しておこう。
2013/07/28 at 大阪西成トーク&ライブ より
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2017/05/10 新しくなった母校を訪れた想い出に
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2023/06/20 部屋で久々に弾き語りをしてみた
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2025/08/10 去年の弾き語り——まだGが辛うじて出ていた
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2026/06/16
今日の南斗池
ムカシツチガエルは少なくとも2匹はいる。産卵しないかな
トウダルは10匹以上は棲みついている感じ。
ナスを食い荒らすニジュウヤホシテントウの幼虫
種から大事に育てた苗はほぼ全滅。苗で買ってきたやつもこのありさま。
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『神様Aはベジタリアンだった ──あなたの知らない創世記──』
たくき よしみつ・著 第4回「小説新潮新人賞」候補作の『ざ・びゃいぶる』を改題・補作。壮大で不思議なたくきワールドが展開される。
地球の生態系と人間社会は神様Aと神様Bという二人(?)の「神様」の手によって作られたという第1章の「トホ伝(The Book of Toho)」は、『ざ・びゃいぶる』というタイトルで第4回小説新潮新人賞の候補作に選ばれた。
本書ではそれに第2章、第3章を加えて壮大な構成に編成されている。
高度な知性を持ちながらも、生物として自由に使える「手」を持っていなかったために捕食される側になってしまったカスモ族の悲哀と苛立ちを描いた第二章「カスモ記(The Kasmo Chronicles)」。
現代アメリカを舞台にした一種のサスペンス劇のような味付けの第3章。
AIの登場や、いつまでも終わらない戦争に辟易する現代、そもそも人間とは何だろうという根本的な疑問に、文芸的な仕掛けとテイストをふんだんに使って答えているこの作品は、40年前に書かれたとは思えない新鮮さを感じさせる。あなたの人生観・世界観が変わるかも?
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ぷちぷちサミット -コロナ禍という異常な時代に行われた異端者3人の秘密会議-
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3人は、喧噪渦巻くSNSを避け、2022年4月から2023年9月までおよそ1年半、閉鎖系のネット談義を続けた。名づけて「ぷちぷちサミット」。
話題はコロナ禍の正体、それを仕掛けたと思われるグローバリストエリートたちの思考回路、AIを使った統一世界政府計画、果ては多次元世界観という哲学的な議論まで飛び出した。当時は「陰謀論」「トンデモ」と呼ばれて大っぴらに発言することが憚られるようなことが、今となってはより現実味を増し、心配された人類社会の危機がさらに迫ってきたと思える。特に、「世界をゲームと見なす支配層」や「脳のデータ化(メタバース)」といった内容はほぼ現実になっている。
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