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のぼみ~日記 2026

2026/08/13

Orca's Song

終活アルバム5曲目の録音完了。
この曲は1992年、37歳でジャズギタリストの吉原センセの下でギターを習い始めたときに作った。
当初は『Orc's Grief』というタイトルで、吉原センセとのギターデュオ「KAMUNA」による演奏が1年以上、NHK BSの『World Weather』のBGMとして流れ続けていた。
後に翻訳家の茅野美ど里さんに依頼し、英語の歌詞をつけてもらった。
そのときの要望は、私の処女小説『プラネタリウムの空』(マガジンハウス)の一場面、海沿いの水族館野外プールでショーのために飼われているシャチが、ジャンプしたときに一瞬、大海原が見える。その悲哀を詩にしてほしい。出だしは Set me free. で始めてほしいというものだった。
いい歌詞が付いたこの曲は、タイトルを『Orca's Song』に変更し、以後、KAMUNAや私のコンサートでは必ず演奏する定番曲になった。
でも、歌うのもギターだけで聴かせるのも難しい。音域が広いのは、当初は歌にするつもりがなかったから、というのもある。ギターを習い始めた頃に作ったので、新しく知ったコードをポンポン使って、転調も気にせずに、とにかくかっこよくメロディを組み立てていた。

今回、ギター、ベースは昨年末に録音したEWIバージョンのものをそのまま使ったが、間奏のEWIソロはワンコーラス分をまるまる新規に録った。
無理をしない、でも、渋いフレーズ、しかも、今までやったことのない、指癖から外れているフレーズを探りながらやったのだが、どうでしょね。
自分なりのEWIの吹き方、スタイルができつつあるような気もする。
ときには吐息のように、時には叫びのように……ってか? それを感じてもらえたら最高だけどね。
例によって、EWIはEWI4000Sの内蔵音源のみの音を、JBLのミニスピーカー(CHARGE)で再生し、それをマイク録音している。

さ~て、残り4曲だ。どれも歌詞はすでに付いてるし、演奏も凝るつもりはないから、峠は越えた感じかな。
このアルバムが完成したらいよいよ死んじゃうような気もして、作業を急ぎたくない、という思いもある。でも、完成させる前に死んじゃったら悔しいので、気合いを途切れさせないようにもしたい。


Orca's Song 過去の動画

2011年7月6日 上智大学 Sophia Hall にて

2018年 部屋で弾き語り

2025年12月 EWI4000Sで


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