今市の彫刻屋台 春日町一丁目
春日町一丁目の屋台
鹿沼の麻苧町(あさうちょう)屋台・銀座2丁目屋台を製作した彫刻師・後藤音次郎の銘(安政6=1859)がある。麻苧町の屋台が安政4年(1857)製作なので、ほぼ同時期に製作されたことになる。
前鬼板は親子獅子と牡丹。前懸魚は鳳凰。脇障子は孔雀。高欄に巻龍。
前蹴り込みに長さの違う2本の角を持つ龍(一部に赤の彩色)。
内欄間に籠彫りの珠を奪い合う獅子たち(5頭?)と牡丹。その下に小鳥と菊。
脇障子、高覧下などに亀、鳥、花など多数。 車隠しに龍と波。
「ぶっつけ」を行う屋台。手前左は春日町二丁目、右は住吉町の屋台
懸魚は鳳凰
脇障子の孔雀
鬼板の親子獅子と牡丹。その下、前懸魚は鳳凰。提灯が邪魔なのが残念
提灯が邪魔で、せっかくの親子獅子がほとんど見えない。鹿沼は昼は提灯を外している。見習うべき
前蹴り込みの龍。左右長さが違う角がすばらしいデザイン感覚。しかし爪などが破損している。屋台を押したときに破損させたと思われる
鬼板の親子獅子
内欄間にも獅子が何頭も。欄間最下段は菊と小鳥
上段の獅子は籠彫りの珠を持っている
屋根の上にも獅子が彫られているのだが、やはり提灯が邪魔で見えない
じゃれ合う子獅子の彫り物は、どの角度からも見えない。本当に残念
左が小倉町三丁目、右が小倉町二丁目の屋台。屋根の上の保護屋根も、鑑賞の邪魔になるので一考してほしい
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