今市の彫刻屋台 小倉町一・二丁目(1)

小倉町一・二丁目の屋台
江戸末期〜明治初期の制作と推定。彫り師は不詳。
六台の彫刻屋台の中ではひときわ派手な作風。人物題材や大蛸など、他の屋台とはかなり異なった作風。
鬼板は龍。前懸魚は鳳凰?(ガルーダ風)。龍の目は江戸硝子。
脇障子に親子獅子。外欄間に謎の大蛸と唐子。直高覧に丸彫りの獅子2頭ずつ。
車隠しに獅子と牡丹。障子回りに菊と小鳥。
柱飾りに一木透かし彫り。
破風にも波の彫刻。外欄間に枝と冠鳥、小鳥など。
内欄間に雨の岩戸伝説。その下に巨大な孔雀(羽根に金箔)。
前蹴り込みと横欄間は唐子遊び。

全景

横から見ると、一面彫り物づくしで異様な雰囲気

高覧に絡む丸彫りの獅子はかなり新しいもののように見える

外欄間の図柄は唐子で、他の屋台とはかなり趣が異なる

これが謎の大蛸と唐子

この獅子はおそらく後世に付け足したものだろう

外欄間の花鳥

脇障子は獅子

柱飾りは一木の透かし彫り

後懸魚はガルーダ風の鳳凰

目玉は江戸風鈴などに使われていた江戸硝子だという

ガルーダ風の鳳凰が目立つが、その上に鬼板として龍がいる

龍の目も江戸硝子だとか

デジタル・ワビサビ vol.1 As Easy As EWI
たくき よしみつ の音楽アルバム
↑タヌパックの音楽CDはこの場で無料試聴できます
Flash未対応ブラウザで、↑ここが見えていない場合は
こちらへ