2013/09/09

季節料理 千とせ

ねこごはんを買いにいかねばならぬ。鹿沼のビバホームにするか今市のカンセキにするかでちょっと悩み、カンセキへ。
となると飯はどうしようかな。
ふぃふぁ山荘さんのグルメ情報を後追いする形で、和食系の「千とせ」か、餃子と肉団子の「たきた」か、はたまたユタの店で塩ラーメンか……。
悩みつつ、千とせへ。

今市の商業中心部からはちょっと外れている。住宅街というか、役所などが点在しているエリア。近所にお店はないのですぐに分かったが、駐車場が分からない。「駐車場あります。声をかけてください」という表示があるので店主に訊くと、通りを挟んで向かい側のアパート前の駐車スペースを指定された。ここに何台分か確保してあるようだ。

なにせここのご主人は厚労省が「現代の名工」に認定したという腕前。それなのに、ランチタイムには500円のワンコインランチとして天重を出している。どう考えても採算割れだろうに……。

着いたのは月曜の1時過ぎで、ちょうどランチの客がみんないなくなった直後だった。こんな風に、ほっと一息ついている時間にふらりと中途半端な客が来て500円ランチを頼んできたら嫌だろうなあ……と、こちらが気を遣ってしまう。

500円ランチを確かめたい気持ちを抑えて(勇気がなくて?)、えいやっ、と、1300円の刺身定食を頼んでしまった。わお!
助手さんは悩んだ末に「鰺フライ定食」(800円)と、これまたマニアック?なオーダー。




実は、目の前にあったメニューに写真付きのランチ紹介が挟まれている(↑写真)のに気づかず、壁に掛かったランチメニューの札だけを見て選んだのだった。結構悩んだつもりだったのだが、この写真入りメニューを見ていたら、ざるうどんのついたミニ天丼セット(750円)もよかったなあ。1200円の千とせ御膳もよかったなあ……と、後悔しきり。これ、AB型のさがだから仕方がない。

オーダーが入ってからご主人がていねいに包丁を振るうので、少し時間がかかる。でも、出てきた料理を見て納得。
おお~、こりゃうまそう。

最初に出てくる付きだし


贅沢に刺身定食! 本日はイカ、ハマチ、マグロ、カツオ、しめ鯖? の5点盛り


こちらは鰺フライ定食。柔らかくて、そんじょそこらの味フライとはまったく違う


どちらにもデザートがついてきた


で、食後の珈琲もついてくる



内容は申し分なし。特に鰺フライ定食はうまくてびっくり。サクッと軽い衣の中は柔らかくて新鮮な鰺。ジューシーとさえ言える食感。

こうなると500円ワンコインで食べられる天重はどんなのか気になってくるが、少し遅れて入ってきた熟年夫婦が、都合よく? 500円の天重と鳥重を頼んでくれて、遠目に現物を確認できた。さすがに「ちょっと写真を撮らせて」とは言えなかったので、これは次回にでも。

お国が認定した「現代の名工」がていねいに揚げた天麩羅がのる天重が500円! 名人と認定されても奢ることなく、接客もとてもていねいで、これはもう、ほんとにいい店を見つけてしまった。
ここはちょこちょこ寄らせてもらいたいな。一人のときも、わざわざここまで食いに来たいと思わせる店だった。

メニューは他に、
などなど。懐石コースや仕出し弁当(どちらも要予約)もやっている。

季節料理 千とせ
日光市並木町19-10
0288-21-5070
ランチ:11.00~14.00、夕食:17.00~22.00
定休日・水曜 (日曜日はランチはない)



この写真はオリンパスXZ-10で撮っています


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