今市の彫刻屋台 春日町一丁目(4)
前懸魚の鳳凰。鶏冠や尾羽根の彫りなどが見事
車隠しの龍
さすがは後藤音次郎と唸らせる彫刻群。
気になるのは彫刻の破損が目立つことだ。それも、比較的新しい破損のように見える。
長い間、倉庫に眠っていて、数年前から毎年祭りに出されるようになったと聞くが、屋台の扱いをしっかり教えられる人が少なくなっているのかもしれない。
破損箇所は、例えば折れた直後なら破片を接着剤でつけるなどすればかなり目立たずに直せるが、時間が経つと元の形状も分からなくなり、修復がどんどん難しくなり、金もかかる。
そのへんも含めて、指導や伝承がしっかり行われるようにしていくことが大切だろう。
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