
2017/11/20
あしかがフラワーパークのイルミネーション(2)
「日本一」に選ばれた理由として、テレビでは、「花へのこだわり」をあげていた。ただLED電球をいっぱいつけてコンピュータ制御するのではなく、LED電球ひとつひとつを「藤の花の花びらはこんなではない」などとこだわり、1年中花を見ているスタッフたちが工夫して細かく仕上げていった、と。
そのエピソードを聞いていたので、藤の花などの電球部分には最初から注意を向けながら見た。
なるほど、と思わせる部分がある。










色が変わる↑↓ でも、色が変わることよりも、花びらのデザインなどで見入ってしまう


一方で、こういう大振りなデザインのものが一緒に目に入ってくることで、醒めてしまう

これは本物の木だが、こうした元々ある植物のライトアップなども、もう少し工夫すれば、園内の雰囲気、クオリティが上がるんじゃないだろうか。大変だろうけれど

新しく加わったらしい「フラワーキャッスル」。周囲では花火をイメージしたイルミネーションショーが繰り返されているのだが、花火のデザインがださく、動きも単調で、これもなんだか興醒めだった。火花がパラパラと落ちていく感じとかが再現できれば全然違うだろうけれど、最初からそういうレベルは諦めているようで、それならむしろやらないほうがよかったのでは、と思った

城の前面に広がる花畑はいいんだが、周囲の花火がチャチでしらける。もっとシックに演出したほうがずっと幻想的な世界が演出できたはず

大味だなあ。花火部分はもっと繊細なものにリニューアルすべきじゃないかなあ

子供はこういう分かりやすいのがいいのだ、と言う人がいるかもしれないが、そうだろうか。子供にこそ、センスのよいものを見せて、美的感覚を養わせることが必要なんじゃないだろうか。
ディズニーのアニメは初期の頃から「大人の色遣い」をしていた。初期の東映動画も大人の感覚で子供用アニメ映画を作り始めた。だからこそ、今のディズニー王国やジブリワールドがあるのだと思う。
花のイルミネーションがきれいなのは、おそらく花を本当に愛しているスタッフが「本物はこんなんじゃない」と口を出したからよくなったのだろう。その精神で、他の部分もていねいに仕上げていけば、園全体の雰囲気はもっともっとセンスよくまとまっていったんじゃないかと思う。
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