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のぼみ~日記 2020

2020/03/30

COVID-19 雑日記

未だに感染爆発が報じられていない日本。本当に感染者は少ないのか? 死んでいないのか? 
諸外国との対比が際立っていて、ますます疑念が膨らむ。
ニューヨークの病院で働くMai Colvin医師のフェイスブック投稿は日本の地上波ニュースでもさかんに取り上げられていた。
コロナ、コロナでないに関係なく集中治療医として死を目の当たりにすることは日常茶飯事である。 ICUに入っても当然助かる患者ばかりではないので、患者さんの家族と患者さんの意思を尊重した終末期ケアや緩和ケアの話をすることも慣れている。でも普段なら人工呼吸器さえあれば助けられるであろう患者を助けられないこの状況において医師として家族になんて言葉をかければいいのか。

私の担当するICUにもうちの病院の医師と看護師が人工呼吸器を装着されて生き延びようとたたかっている。ニュースではお年寄りや基礎疾患のある人のリスクが報道されているが、若くして基礎疾患がなくて亡くなる人をここ2週間で何人もみた。病棟に入院して突然死する患者もいる。中国やイタリアの医師とカンファレンスコールをして意見交換したりしているが、まだこのウイルスについてわかってないことも山ほどあるのが現状だ。

志村けん死す

朝起きて階下に行ったら、顔を合わせた助手さんの第一声が「志村けんが……」だった。
ECMOにつながれたと報道されたときから、これはもうだめではないかと予想していたが、やはりショックだ。
ドリフターズの付き人になって苦労して、新メンバーとして迎え入れられた直後は、正直、違和感があった。このお兄さん大丈夫かな? と。
かつて、TVLIFEのインタビューの仕事で柄本明さんに取材したとき「すごいと思う人は?」という問いに「やっぱり志村さんだね。天才だよね」としみじみ語っていて、へえ、そうなのか……って驚いたのを覚えてる。僕が当時、「一番面白いコメディアン」だと思っていた柄本さんが、自分には真似できない天才だと真顔で言う……それから自分の中で志村けんへの認識が少しずつ変わっていったような気がする。

気がつくと、ファンからだけでなく芸能界でみんなから愛され、尊敬されるポジションにいて、最後は本当にみんなから惜しまれながら、強烈なメッセージを放って逝く。こんなカッコいい人生をまっとうできる人は少ない。
でも、トータルとして幸せな人生だったのかどうか……それは難しいな。生涯独身だったことを問われて「芸人運がよすぎて、そっちに(恋愛運を)持って行かれたんでしょうね」と語っていたそうだ。

貴花田が19歳で負け越してもなんだかんだ、とか言っているから、これは1991年秋場所後の収録のようだ。29年前。


↑これは去年の収録らしい。もしかして柄本明との最後の芸者コントになったのかもしれない。

ハラリ氏のメッセージ

『サピエンス全史』の著者 ユヴァル・ノア・ハラリ氏からのCOVID-19に関するメッセージが各メディアに掲載されている。⇒例えばここ
指示順守と協力を達成するには信頼が必要だ。人々の科学への信頼、行政への信頼、そしてメディアへの信頼が必要だ。この数年、無責任な政治家たちが意図的に科学や様々な行政、メディアへの信頼を損ねてきた。今、まさにこの無責任な政治家たちが、市民が正しい行動を取れるとは思えないから国を守るには必要だとして独裁主義的な道へ堂々と進もうとするかもしれない。

何についても責任を取ることも、過ちを認めることも決してない一方で、手柄はすべて自分のものにして、問題が起きれば誰か他人のせいにする指導者に従う人はいないだろう。


↑日本やアメリカのことだなあ……と思う。

みんながイライラしている?

寝ていたら、突然「公取委ですが」という電話で起こされた。

「公取委の○○ですが、△△さんですか?」(女性の声で、ものすごく高飛車なトーン)
「……はい?」
「△△さんですか?」(変わらず高飛車な、ちょっと怒っているような声)
「違いますが」
「あ、失礼しました」(ガチャン)

なんだ、間違い電話かよ。
でも0120から始まる番号で、しかも「公取委」っていうのが気になるので、念のためその番号を検索したら、どうも「公取委」ではなく「コープみらい」らしい。

そこで想像してみた。
  1. コープの配送センターか何かにクレーマーがCOVID-19関連で理不尽な苦情電話をかけた。
  2. あんまり理不尽なクレームなので、電話を受けた若い子が泣き出して、「後で責任者からかけ直させます」とか言って、一旦電話を切って、上司と相談。
  3. それを聞いたお局様的な主任が「とんでもない客ね。いいわ。私がガツンと言ってあげるから。プンプン」と、電話をかけたが、イライラしているので番号押し間違えた
……想像力想像力。

2020/03/31

免許更新

COVID-19が統治に蔓延しない前に……と思って、警察署に免許更新しに行ってきた。
田舎はこういうのがすごく楽。35分で全部終わった。その間、他に更新に来ていたのは2人だけで、部屋で30分ビデオ見せられている間、一緒にいたのはおばちゃん1人と5分間ダブっただけ。2m以上離れていたので濃厚接触もなし。
アルコール消毒液持参で、警察署出たらすぐに手指も車のドアノブもステアリングも消毒消毒。

10年かけてようやくゴールドに戻った。前回は4年11か月前の速度超過違反がまだ消えずにゴールドに戻れなかった。自動車保険の更新手続き、もうちょっと待っていればよかった。
しかし、次回更新時は70歳。
71歳以上の高齢者は3年、70歳の人(更新期間満了日の直前の誕生日に71歳を迎える)は4年、そのほかの人の有効期間は5年
無事故無違反なら次回も5年更新できるようだが……、
70歳から74歳の運転免許取得者が免許更新を希望する場合、座学、運転適性検査、運転講習などで構成された「高齢者講習」を必ず受検する。

高齢者講習を受けなければいけないのか……。
いよいよ人生の最終コーナーだな。5年後にどれだけまともな知力や判断力、気力を保てているのか……まったく自信がない。

帰りにベイシアに寄った。雨の中、Pに車を入れた瞬間、でっかいおばちゃんが窓をどんどんと叩いて覗き込む。何事かと思ったら、さがみやのレジをやっていたHさんだった。
「最近Hさん見ないね。死んじゃったのかな」とかかみさんと話していたところだ。生きててよかった。姿が消える前、ずっと体調悪そうだったから心配してたのよね。
さがみやは辞めたそうだ。ベイシアに来ることは滅多にないし、これからはもう顔を見ることはなくなるのかな。クロワッサンの移動販売車のおばちゃんも引退だというし、寂しいね。

アメリカの状況がさらに逼迫

カリフォルニア州にあるカイザー病院の医師からも、アメリカの逼迫した状況が伝えられている。
3月末現在、米国内の4人に3人が自宅待機の状態にある。 「自宅待機」というのは、日本でも出された「週末の外出自粛」とは違う。ほとんどの人が在宅での仕事を強いられ、友達と2人だけで会ったりすることも禁止。ただし、他人と近づかない限り、個人での散歩は許されている。レストランなども閉店で、テイクアウトのみ可能。

米国疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスを結核などと同程度の予防策「aerosol precautions」の対象に指定していたのだが、途中からインフルエンザ級の「droplet precautions」の対象へと格下げした。具体的には、「COVID-19の患者に通常の医療を提供するのには、N95マスクでなく普通のマスクを使用する。それがない場合は、バンダナなどで鼻と口を覆うように」というのだ。

 そんな新ガイドラインに対して、看護師団体や医師団体は「PPE(Personal Protective Equipment=個人防護具)を節約するための戦略ではあるが、医療者の命を危険にさらす」と強く抗議した。しかし、抗議しようとしまいと、現場にないものはないのだ。

 このような状況なので、各病院は民間人に対して、「マスクや消毒液などが家にある人はどうぞ寄付してください」と懇願している。カリフォルニア州ではここ数年火災続きだったことから、N95マスクを備蓄している人々がいるからだ。ミシンを持っている人は、古Tシャツなどから手作りマスクを作って寄付している。個人で何とかして医療者を助けようとしてくれている気持ちはありがたいのだが、布のマスクでは防御力がないか、あっても対策としては全く足りない
緊急寄稿◎米名門病院の看護師が死亡、院内でゴミ袋を着用せざるを得ず 瀬戸際の米国、防護具なしの泥沼コロナ戦争 緒方さやか

このウイルスの怖いところは、高齢者以外でも重症化して死ぬ人がいる、っていうこと。今のところ、高齢者以外での死者の多くは医療従事者のようだ。激務と感染リスクの持続へのストレスで、心身共に弱り切っているところにウイルスが入り込むからだろう。
日本の「見ない振り作戦」は、今のところはそうした被害者を多く出さないことにつながっているのかもしれない、と思い始めているところ。 もっとも、それがいつまでも続けられるのかというと、分からない。

日本では、この期に及んでも、五輪選手村を隔離施設、緊急時病棟に使うという話が出てこないのが不思議でしょうがない。「緊急事態宣言」で、土地の収容・活用命令ができるというのは、そういうことではないの?



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