「ラジオ体操第一からインスパイアされてシネフィルっぽいオリジナルを作るプロジェクト」? がようやく完成した。
これまでの道のりを振り返ると、
1)ラジオ体操第一をEWIでやってみると大変よい運指練習になることが分かった
2)そこに洗濯物を干しに来た助手さんが(あたしの部屋は常に物干し場を兼ねていて、すべての洗濯物が運ばれ、干されている。それが映らないように動画を撮るのが一苦労なのだった)、ポロッと「それって、ものすごくゆっくりやるとシネフィルイマジカみたいになるんじゃない?」などと言った。最初意味が分からなかったのだが、ああ、EWI-SOLOの低音の音色だけでそんな連想をしたのか、と理解。なるほど、面白いかもしれない……と心にとめる。
3)シネフィルっぽくするにはまずはラジオ体操をマイナーに変調してみよう、ということで譜面を起こしてみた。
4)これをやりながら、オリジナルにするにはまずは3拍子だな、と思う。しかしここで、『杜用治さんのノート』のInDesignファイルが白紙になってしまっていることに気づき、イチから組み直す作業に1週間ほどかかって、EWIはしまい込まれたままに。
5)『杜用治さんのノート』の修復作業が終わったので、ようやく作業再開。
ラジオ体操第一マイナーバージョンからインスパイアされる感じを考えていたのだが、結局、ラジオ体操は何にも関係なくなっちゃって、ゼロから作曲。
異空間的なムードを出したかったので、最初に思い浮かぶメロディをことごとく一音ずつ変更しては聴き直して……という作業になった。活躍したのはいつものようにmuse scoreという譜面作成アプリ。譜面上で一音ずつ、上げたり下げたりしながら、「面白さ」と「心地よさ」の中間あたりを狙ってみた。

↑作業途中の譜面

↑完成版
ほんと、何回修正を繰り返したか分からない。
陳腐なメロディにしないという意識が強すぎて、違和感ばかり残ってしまったかも。
こんなにスローで音数も少ない曲なのに、運指が凄く難しい。つまり、指癖でパパッと吹けるフレーズではなくなっているというわけなのだね。
しかし、助手さん曰く「今までのあなたの曲のエッセンスがあちこち混じっているわね」だとさ。
ど~せ、ど~せ。
というわけで、完成版を↓どうぞ

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