09/06/28の2

「神の鑿」を手に入れる(2)


↑古殿町の東禅寺、戦没者慰霊碑の前で
↓和平のところだけ切り抜き
小林家に残された数少ない写真を複写させていただいたので、いくつかを続けて紹介しよう。
上は古殿町の東禅寺。この寺の氏子であった箭内家は和平の強力なパトロンで、墓石などの発注も、はるばる遠くの和平のところにするように指示していたらしい。
下は石都都古和気神社にある石塔だが、横に石段があるのが不思議。今ある場所とは違うのか……。

横にある石段が??






↑これが現在の石都都古和気神社石塔(手前にいるのは円丈師匠)
同じ場所とは思えないので、おそらく、移動したのだろう


これは60前後だろうか



アルバムの中に、こんな絵はがきが貼られていた↑。和平が作品作りの参考のためにとっておいたものだろう。
「帝国美術院第拾壱回美術展覧会作品 稚児文殊 阿井瑞琴氏作」 とある。
阿井瑞琴 という作家は、検索しても1件くらいしか情報が出てこなかった。
帝国美術院展覧会(帝展)は1919年〜1935年だから、11回は1929(昭和4)年だろうか。和平が石都都古和気神社の狛犬を彫る前年にあたる。
昭和2年に長女・登美子を失った後、石都都古和気神社の狛犬を彫っている最中の帝展に出展されたこの作品が、和平の心を打ったということは十分に考えられる。
獅子に乗った子供の像。今、自分が彫っている獅子にも、子供を入れよう。失った子供3人の分を入れよう。そう考えたのかもしれない。

これはやはりアルバムに残されていた、師匠・寅吉の獅子像


この写真の時点で、すでに子獅子の尾が破損している


どこかの墓地での仕事か?

50代くらいだろうか↑


これは晩年の写真だろう

この写真だけを見ていたので、和平の顔はこの顔だと思っていたが、実際には肖像画に描かれた顔のほうが実物というか、全盛期の和平の顔に近かったのだと分かった。
今回、小林家の古いアルバムを見せていただき、和平と寅吉の一生が、よりはっきりと見えてきた気がする。短時間だったが、貴重な訪問だった。


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