2014/08/07

奥日光・湯ノ湖


日付が前後するが、7日(木曜日)、ふと思い立って湯ノ湖にまで行ってみた。
日光に住むことになるなんて夢にも思っていなかったから、人生の50年以上、日光は「有名すぎてなんだかな~な観光地」というイメージだった。
実際、すごい景色に遭遇したとか、忘れがたい経験をしたという記憶がない。
大体いつも、戦場ヶ原あたりで日没になって引き返すので、考えてみると湯ノ湖というのを見たことがないような気がする。いや、訪れているのかもしれないが、記憶に残っていない。
去年、中禅寺湖畔で行われた奥日光の水事情セミナーで、湯ノ湖の話が出た。話を聴いているだけだと、なんだか幻想的な風景さえ浮かぶ。
中禅寺湖のようには観光地化されていなくて、自然に囲まれた静かな湖……?
実際はどうなのかと、確かめてみたくなったのだった。

もう一つの理由は、国が突然、指定廃棄物(放射性、という言葉を使わないところがずるい)の最終処分場候補地として勝手に指名した塩谷町と比較してみたかったのだ。
僕の頭の中では、塩谷町のほうが奥日光よりずっと自然が豊かな場所のように思える。
塩谷町が「日光市」に組み入れられていたら、今頃報道では「指定廃棄物最終処分場は日光に」となっていたはずで、日本中の人たちが「え? 日光に放射能まみれのゴミを持っていって埋めるの?」と、ざわついただろう。
しかし、「塩谷町」と言われてもほとんどの日本人は「どこ?」ってなる。
塩谷町もちゃんと訪れたことがないので行くつもりなのだが、その前にまずは観光地としての「日光」ってどんなところだっけ……と、確認しておきたかった。

で、どうだったかというと……。
幻想的というような自然ではなく、寂れた観光地という感じだった。


環境省がやっている奥日光ビジターセンターの売店で、川内村のカエルフィギュアを見つけた


温泉神社まで歩いたが、廃墟が目立つ


あと何回か台風が来たら飛ばされそうな……


狛犬もこのありさま。平成の中国製


ホテル前の通路では、どこかの運転手さん二人がキャッチボールをしていた


廃業しているのかと思ったら、半分(新館増築部分)は営業していて、小学校の修学旅行を受け入れていた


裏側とか、遊歩道を早朝に歩いたりすればそれなりにいいのかもしれないが、なんだかぽわ~ん


コガモ……かな?


シンクロする瞬間を待って撮った


FUJIFILM X-S1
1/250秒、F5.6、ISO 1250、158.60 mm


すご~く遠くにいた。カワウかな?


湯ノ湖から中禅寺湖に流れる川


湯滝の上


光德牧場。戦場ヶ原の北にある。みんな素通りするけれど、このへんでは静かでいいところ


光德沼……というのだが、沼の面影はない。ただの湿地?


流れが速いので、ますます「沼」のイメージはない


でも、ここはちょっと穴場かもしれない



アストリアホテル前の駐車場には、駐車場キャンプで夜を明かすつもりの人たちが何組もいた。
NHKの土曜ドラマ『55歳からのハローワーク』第一話・「キャンピングカー」というのを見たばかりだったので、こういうところで宿泊するのか~、と。

この後、いろは坂を降りて行くあたりで豪雨に見舞われたが、家に戻ったらほとんど雨の気配がない。降らなかったのね。カラカラなので降ってほしかったのだが。

……そんなわけで、奥日光へドライブしても、結局はあまり印象に残らない。
登山したり、何時間も歩いたりすれば別なのかもしれないが、単に観光ルートを車で走り、ところどころで売店を覗いたり、アイスクリームを食べたりするだけであれば、何も記憶に残らない。
恋人と緊張しながらデート旅行するとか、家族で一緒に移動することそのものが目的といった旅行なら、また違うのかもしれないが、それであれば別に日光でなくてもいいように思う。

しかし「日光」は観光地としてのブランド力はトップクラス。日光に放射性物質まみれのゴミを運び入れて、山の中、水源地に埋めてしまうなんていうことは、今の厚顔無恥な政府や環境省といえども、そう簡単には決断できないのではないか。
このブランド力、幸いにもすでに築き上げられているこの知名度こそ、日光市が、日光に住む人たちが死守すべきものなのだ。

塩谷町は日光市に隣接している。鬼怒川温泉のすぐ東。
日光は水が豊かな土地だが、塩谷町はさらに地下水系や湧水、山から流れ出る豊富な水に恵まれた土地だ。
塩谷町を孤立させてはいけない。
ばば抜きのような気持ちで「うちじゃなくてよかった」なんて、絶対に思ってはいけない。
まずは近隣の市町が一緒に反対の声を上げること。そして栃木県がきっぱりと国に拒否を伝えることだ。
汚染されたものを山に持ち込むという発想が狂っている。







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