『用務員・杜用治さんのノート』を書籍化したのは去年の5月のことだった。
うちにあったかな? と探したら、校正の付箋がペタペタ貼られたテスト版だけあった。

それをパラパラとめくりながら、現行版はちゃんと直っているのかしらと気になってInDesignのファイルを開いたら……。
え!? 元ファイルが消えている!!
どうやら『クレムナの予言 タラビッチが見た2025年』を作ったときに組版を同じ体裁にしようと開いて、テキスト部分を全部削除したまま間違って更新してしまったらしい。
どこかに元ファイルが残っているはずだと、いくつものHDDやSSDを探ってみたが、全部中身が消えたファイルだった。
大ショック。
まあ、PDFはあるから、当面問題ないのだが、追加訂正ができない状態なのは気持ちが悪い。
悩んだ末に、イチから組み直すことにした。
暑くて何にもやる気が起きないので、ちょうどいいか、くらいの気持ちで。
この作業がほぼ1週間かかってしまって、その間、日記もお休み。
暑くてお散歩にも出る気力がないので、ネタも切れているしね。
で、まあ、なんとか組み直し作業終了。
細かいところを追加修正したけれど、ほとんど気づかれない程度のもの。
3回くらいしっかり読み直してしまったのだが、これ、いい本になってるなあ。吾輩の晩年の最高傑作かもしれん。
今なら出版したいと思う出版社があるかなあ……。売り方が難しいからダメか。