箱根駅伝往路を追っかけ再生で見ながら、昨日とまったく同じメニュー(雑煮と煮物と焼き豚と蒲鉾)で朝食。
親父が今の施設に入ったのは一昨年で、その前の年の正月は、親父は横浜の沿道で選手たちを見ていたんだなあと思うと、ここ数年の変化がかなりなものだったことを改めて感じる。
まだ往路なのに、助手さんは早くも「箱根駅伝復路ゴールがいちばん悲しい。もうお正月が終わってしまったと思うと」といいながら雑煮を作る。
そう、これから雛人形の仕上げ追い込み。撮影。発送。搬入。
案内状のあて名データベースをいじったり……。
中継を見ていたら、沿道で「学石祭」と書いた団扇を振って応援している人がいた。学法石川出身選手の応援かな。
ネットで確認したら、東京国際大・真船恭輔、順大・山田攻、東洋大・相沢晃、明大・阿部弘輝、早大・半沢黎斗、日大・阿部涼、東京国際大・芳賀宏太郎……みんな学法石川。確かに「学石まつり」だ。
往路では絶対本命といわれていた青山学院が往路優勝の東洋大と5分30秒差。これをひっくり返すのは至難の業。やはり「山の神」が出てこないと難しいんだね。今年は何人もがハイスピードで駆け上がり、ネット上では「山の神々」と呼ばれたりしている。
東洋大は、酒井俊幸監督が小林和平を生んだ福島県石川町出身で、母校学法石川の生徒たちは和平の親子獅子の間を抜けて石都都古和気神社 の参道を上り下りしてトレーニングしている。
今回4区で区間新の大活躍だった相澤晃も学法石川で、2代目山の神・柏原竜二 も福島のいわき出身で、酒井監督に見出されて東洋大入りした。なんだかんだで「神の鑿」ワールドとのつながりを感じて、応援してしまうのだわ。
あと、今の東洋大には小笹椋というイケメンランナーもいて、相澤と印象が被る。酒井監督も色男だしねえ。
でもね、あんまり女の子からキャーキャー言われると陸上に集中できないだろうから、柏原タイプが多いほうがいいかもしれない。
どういう意味やねん
ともあれ、復路が楽しみ。
いただきものの特上品でお正月気分
2019/01/03
復路はイケメン・小笹らが思いの外伸びずに東洋大は青学に抜かれた。青学は東洋大だけが相手であれば、5分30秒の大差をひっくり返して総合優勝できたはずだったのだが、往路も復路も2位でまとめた東海大が総合優勝。面白かった。
調べてみたら、往路、復路、総合で優勝校が全部違う大会というのは結構あったのだね。
/総合優勝/往路優勝/復路優勝
- 第2回 (1921年)/明治大学/早稲田大学/東京高等師範学校
- 第13回(1932年)/慶應義塾大学/日本大学/早稲田大学
- 第22回(1943年)/日本大学/慶應義塾大学/専修大学
- 第50回(1974年)/日本大学/東京農業大学/大東文化大学
- 第58回(1982年)/順天堂大学/日本体育大学/早稲田大学
- 第71回(1995年)/山梨学院大学/早稲田大学/中央大学
- 第82回(2006年) /亜細亜大学/順天堂大学/法政大学
イケメンイケメンって、うるさいよな。俺ほどじゃないのに
ところで、
東海大学の初優勝ゴールをした郡司陽大選手。164cmの僕より背が低い。どこかで見たような……と思ってずっとモヤモヤしていたのだが、笑ったときの顔はご町内でお世話になっている渡辺建築工房の渡辺さんに似ている。で、全体の印象は
栃木出身の長距離ランナー・阿久津浩三 さんを思い出させた。
阿久津浩三 さんは、1994年の福岡国際マラソン第6位(2’11"31)が生涯最高タイム。当時の所属は「福島病院」。印象がそっくり。地味だけど妙に記憶に残る選手って、いるんだなあ。
ちなみに、東海大は今回出場10選手のうち3選手が僕より背が低い。しかも3人とも好成績で優勝に貢献度高し。
- 西田壮志(たけし):163cm/45kg。5区山登りで区間2位(区間記録を出したものの1位と24秒差)。首位東洋大との差を1分34秒縮める。
- 中島怜利(れいり):160cm/50kg。6区山くだりで区間2位(区間新の青山学院・小野田と9秒差)の快走で首位・東洋(区間3位で好走)との差を6秒縮める。
- 郡司陽大(あきひろ):161cm/52kg。最終10区で区間3位(区間1位と15秒差)でしっかりまとめ、逆転を許さずに大差で逃げ切り初優勝。
なんだかとっても嬉しい。
あと、4区で区間2位の館澤亨次くんが、鬼剃り頭の気合いの入れ方と笑顔のギャップが激しくて強烈に印象に残った。絶対に忘れられない顔。
来年も楽しみ。